2015/06/11 01:59
2015.6.10 今週はこの流れでエレクトロ路線を突っ走ります。
今年のサマソニにも登場しますThe chemical brothers。一時は代表曲がジーンズのCMにも使われる位、お茶の間にも浸透していました。エレクトロとロックの架け橋的な存在であり、エレクトロミュージックをロックリスナーも飲み込んで大衆化させたということは、説明するまでもないです。
90年代の2nd辺りから巨大化していきましたが、今回オススメするのはほとぼりが冷めた6作目からで「The Pills Won't Help You Now」です。2ndから4thまでは飛ぶ鳥落とす勢いでしたが(普通にHey!Hey!Hey!とかチャートインしてたような記憶です)、5th辺りから徐々に定着しすぎて、逆に周りの盛り上がりが薄くなった気がします。
そんな状況なので、代表曲がケミカル好きな人には焼きついていると思いますが、落ち着いた後の「The Pills Won't Help You Now」が個人的にケミカルの曲の中で一番好きです。ケミカル好きな人が選ぶような代表曲ではないかと思います。『無人島の洞窟をゆっくり歩いているような冒険感』からの『それを抜けて光のシャワーが降り注ぐ感』が高揚感を煽ります。抽象的ですが、そういうくっきり風景が浮かぶような曲は正直、ケミカルでも無かった気がします。(人それぞれ感じ方は違いますが)
そんなこんなでエレクトロの大御所ですが、野外で見るのがやっぱりオススメです。99年のフジロックや、その後のサマソニでも観た気がします。大御所なので、ライヴは盛り上がる曲中心だと思いますが、こういった隠れた(?)名曲もあるので是非、聴いてみて下さい。