2015/11/09 22:31
2015.11.9 週が変わりましたのでお題が変わります。今週は単純にこのブログでは初の試みですが「ボブ・ディラン」のオススメです。今、自分より若い世代でどこまで「ボブ・ディラン」が浸透しているのか?疑問は尽きませんが、少なくともリアル・タイムの方から追従して好きになった後追いの世代まで、年代を超えて多くの人に愛されているのは確かです。ただSNSやハイ・テクノロジーと確実に相反するところにいる「ボブ・ディラン」なだけに、10代〜20代のSNS世代に認識されているのか不安です。ビートルズやストーンズと違いずば抜けて知名度があったり、象徴するマークもないので未だ現役の「ボブ・ディラン」が若者にとってただの老いた音楽やってる人となるのは非常に悲しいです。
初対面の人と音楽の話になるときに必ずお決まりの挨拶のようにいうのが「好きなアーティストは?」この質問は全世界共通で挨拶みたいなものです。自分は挙げればキリがないので断りをいつも入れて、状況を見て時間がある場合は「5アーティストでお願いしたい」と言って、誰でも知ってるような王道な5アーティストをあげるわけですが、唯一この「ボブ・ディラン」だけは想像されにくいという点があります。他4つは逆に「当ててみて下さい」と質問返ししてもすぐ当てられます。既にこのブログに登場してる2つと、ブランド名を曲から拝借した1つと、そのバンドが売れる前、勝手に楽屋に入りこんで入り浸ってお喋りしてたという逸話のあるパンクという領域が当てはまらないパンクバンドがその1つです。「ボブ・ディラン」だけは、なかなか当てられない。イメージの問題でしょうか。
ボブ・ディランフリークとしてはまだまだ深い人も多いし、浅いとは思いますが一番怖いのが「一人でやってるイメージ+古びたフォークの人」というイメージを「ボブ・ディラン」に持ってしまいスルーしてしまうことです。是非、映像でみることをオススメしますし、その誤解ほど「ボブ・ディラン」に当てはまらないことは、「ボブ・ディラン」をちょっとでも好きな人は皆理解してると思います。むしろ「いろんな人を巻き込む人+ジャンルレスな人+ミクスチャーな人+パンク精神の人」の方がぴったりきます。ということで今日オススメするのは「I SHALL BE FREE」。曲についていい点あげる必要はないでしょう。