2016/03/12 00:21
2016.3.11 WATERFALL(ウォーターフォール)|ロックをカジュアルに着こなす東京メンズ服のSUGARです。今週は「ドアーズ」からのオススメです。今日も昨日・一昨日に引き続き個人的にドアーズの中ではお気に入りのノリの良い曲です。「6thアルバム」からドアーズファンならフェイヴァリットに選ぶ方も多いポップで聴きやすい「L.A.Woman」です。
この曲は『よくちゃんと聴くとスピードの上げ下げがジェットコースター効果のようなスリリングな感情とアドレナリンを誘発するポップソングです』『緩急で人を巻き込む技術はドアーズというバンドがジャズとブルースから色濃く影響を受けている点があります』『超尺でありながら曲が長く感じないのはこのスピードの上げ下げの感性が長けているからです』『隙間のちゃんと空いたドラムはこの曲が踊りやすいナンバーとなる肉付けをしっかりと作っています』『この隙間が人間の本能の踊るリズムと一致しているので、ギターが暴れようが鍵盤が暴れようがダンスナンバーとして成立します』『ギターの音色も鍵盤の音色もポップな曲調に合う爽やかな印象です』『それに反するジム・モリソンの野生的な歌唱がインパクト絶大です』
本日は東日本大震災から5年ということでドアーズと絡むエピソードとして、東京に出てきてすぐの頃、福島県の南相馬に住んでいて被災した一回りくらい下に歳の離れたロック兄ちゃんと話す機会があり、そのロック兄ちゃんは南相馬で被災して相当厳しい状況でたまたまそれより以前にリタイヤ海外移住でおじいちゃん・おばあちゃんがロサンゼルスにいたため、そこに一時お世話になったと言っていました。初めてロサンゼルスには行ったそうですが、ショッピングモールの一画に天井が高いところで下が広場みたいになっているところがあり、天井から音楽が流れていてそこで「ドアーズが結構な音量で流れていた」と言っていて、驚くべきはそのショッピングモールの一画にも関わらず「若者数人がその曲に合わせて、その下で踊っていた」そうです。文化の違いはあるにせよ、もし東北の復興建設の際に、ショッピングモールが南相馬に限らず建設されるならこの「LA式のショッピングモール」であってほしいと、その時思いました。そしてそのロック兄ちゃんは「ロサンゼルスではドアーズは若者に未だに絶大な人気だ」とも言っていました。ちなみに自身は行ったことないので真実かは分かりません。