2016/03/23 00:48
2016.3.22 WATERFALL(ウォーターフォール)|ロックをカジュアルに着こなす東京メンズ服のSUGARです。今週は「ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」からのオススメです。しょっぱなはアンディ・ウォーホールの代表的なアートワークの一つとなった「1st」から「THERE SHE GOES AGAIN」です。
アンディ・ウォーホールとザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの関係性は意外に知られていないことが多いですが、アンディ・ウォーホールが当時ニューヨークのカフェ『ビザール』などで活動していたザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに惚れ込んで、自身の苦手とする言動での表現をザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの音楽と歌詞に託すため自身のアトリエ『ファクトリー』に招き入れたのがきっかけです。アンディ・ウォーホール側からのかなり熱い招き入れとプッシュによってザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはほぼ無名に近い状態から名声を得ることになったバンドです。ルー・リードはドキュメンタリー映画の中で「ヴェルヴェットはどこの箱からも嫌がられるバンドだった。デス・ソングなんてカフェでやるような音楽じゃ到底なかったし、当然といえば当然だった」と人気がなかったことを語っています。
この曲は『60年代のニューヨークの街を車で走っているイメージの曲です』『イントロが60年代のニューヨークを舞台にしたTVドラマの挿入歌のような雰囲気です』『このなんとも言えないレトロな雰囲気を音楽で表現しているのでそれはそれで凄いことです』『ギターは簡単な感じでイントロと同じフレーズを曲中に頻繁に使うことで耳に残る効果があります』『なんといってもルー・リードの声がこれまた60年代ニューヨークな感じでこの曲の雰囲気を決定付けています』『コーラスの入れ方もこの曲をポップなものへとするのを手助けしています』