2016/03/29 00:00

2016.3.28 WATERFALL(ウォーターフォール)|ロックをカジュアルに着こなす東京メンズ服のSUGARです。週が変わりましたのでお題が変わります。今週は「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」からのオススメです。90年代に思春期だった自分たち世代にとってはリアルタイム「パンク(音像という意味ではなくアティチュードという意味合いで)」と言っていいと思います。多くの人がのめり込み一つのムーヴメントだったことを考えると今の時代が思春期の人たちのリアルタイム「パンク」はどのバンドになるのだろうかと少し不安に思えます。

「ミクスチャー」というジャンルで一大ムーヴメントとなった彼らですが、ロック自体はローリング・ストーンズやビートルズから既に「ミクスチャー(いろんなジャンルを融合させる)」だったのである意味「ロックバンドとして当たり前のことを当たり前にやったバンド」とも思います。今で言うヒップホップ好きの人たちも、この当時はレイジを通ってからヒップホップに流れる人もいたくらいなので、多くの人に愛される要素を持ったバンドであったことは確かです。

しょっぱなは印象的なジャケットがそのインパクト通りの「1st」から社会派ならではの「KILLING IN THE NAME」です。この曲は『レイジが俺らはこういうのをやるという強い意志を感じる曲です』『リズムミュージックという部分でのリズム感はレイジの特徴です』『元々ジャズ畑だったドラムスとそれに絡みつくリズムのしっかりしたベースだけでこのバンドのリズム隊の強さは歴然です』『あとはザックの詞の強さ、ラップは多くの人の心に響くソウルミュージックにも通じる何かがあります』『トム・モレロの風変わりギターも圧巻です』