2016/05/19 01:25
2016.5.18 WATERFALL(ウォーターフォール)|ロックをカジュアルに着こなす東京メンズ服のSUGARです。今週は「キース・リチャーズの新作クロスアイド・ハート」からのオススメです。ここまで良い作品なので、当然1週間分の5曲は聴き応えある曲があるから、このアルバム単体からのオススメです。今日は冒頭の1曲目に収録のブルース・ナンバー「CROSSEYED HEART」です。
この曲は『キースのブルースへの愛情がみてとれる曲です』『点で見ればロバート・ジョンソンへの敬意を表した曲です』『何よりこの曲で冒頭を飾り2曲目の「HEART STOPPER」に入っていくアルバム構成が格好良すぎます』『1曲目でしっとり聴かせたと思ったらいきなりバチーンと電光石火の曲を持ってきてリスナーのアドレナリンを左右に振りきるやり方でこの2曲で完全にキースの世界観にどっぷり入ってしまいます』『イメージとしては1曲目は2曲目の引き立て用のイントロのような役割です』『そこがまたクールです』『1曲目で古典的な土臭く古き良きのような雰囲気を醸していたら、急に2曲目で「さぁ若い連中よ!いくぞ!」的な攻めまくった曲がくるのでアルバム構成は完璧と言っていいでしょう』『若い人たちがブルースにも興味を持つとしたら、こういうやり方しかないという最善のやり方です』『キースのローリング・ストーンズのインタビューで「ツアーをもう辞めようと思ったことはないのですか?」の質問に「世界中にどれだけ10代の連中がローリング・ストーンズを見たいと待ちわびているか知ってるかい?それが答えだよ」と言っていたのも納得できるほど、今回のソロはうまいやり方です』