2016/05/28 01:36
2016.5.27 WATERFALL(ウォーターフォール)|ロックをカジュアルに着こなす東京メンズ服のSUGARです。今週はスラッシュとダフ・マッケイガンというオリジナル主力メンバー2人が復帰したことが世界中で大きな話題となっている「ガンズ・アンド・ローゼス」からのオススメです。週最後はオリジナルメンバーはアクセル・ローズのみという状況、苦境の中「出る」「出ない」というニュースを永遠と繰り返した末に2008年にやっと出たオリジナル・アルバム『CHINESE DEMOCRACY』から「BETTER」です。といっても早いものでそこから既に8年の月日が経っていることの方が恐ろしい限りです。次作を期待したいです。
この曲は『まずこのアルバム自体の色々な賛否の中では、とても聞きやすいメロディアスな曲です』『アクセル・ローズの歌を聴くと、さすがに昔聞いていた人は安堵するしかないくらいアクセル・ローズはアクセル・ローズのままのアクセル節です』『さすがにバックの演奏は幾分ヘヴィロック寄りで「これがガ、ガンズ…」と昔からのファンは確実に足元をすくわれますが、現代版と納得して聴いたのを覚えています』『それでもアクセル・ローズの声だけで価値があるのは当然で、曲としては分かりやすい良い曲です』『グッド・メロディーな曲です』
ガンズには当然思い入れがあるので、最後にガンズを若干、擁護気味に書きます。まず自分は完全にティーンネイジャーの時は日本自体が「洋楽=ハードロック」といってもいいくらい露出していまして、恐らく日本だけで人気というバンドもいたでしょうし、世界的に人気あったけど90年代に入って本国ではややブームも下火で日本が儲かると思ってよく来日していたのかはわかりませんが、それくらいハード・ロックはどこでも流れているような感じでした。世界的に人気のスタジアム級ハードロック・バンドのラストがガンズだったような気がします。ガンズ以降のハードロックの人気バンドでスタジアム級は出ていない気がします。ブームの最後に出てきたバンドかもしれませんがそれ相応しいエンターテインメント性、迫力、楽曲の良さ、分かりやすさ、幅の広さ、更にはメンバーのキャラクターの強さがあったと思います。90年代はグランジとUKロックが世界を席巻し、スタジアム級といえばニルヴァーナとオアシスといった2大バンドがいますが、そのちょっと前にいたスタジアム級モンスターバンドです。そういう意味でも今回、オリジナル・メンバー復帰はかなり注目すべきニュースです。